◆数学◆[1] 数学学習の柱…量と質◆数Ⅲ◆(高3の4月から開講)数Ⅲ学習の柱…理解と演習◆現代文◆(高3の4月から開講)[1] 現代文の解答は一つ◆古文◆(高3の春期講習から開講)古文学習の柱…文法と類推小中学部で学んだ高校生たちが集う学び舎一般には「質・量」という言い方をしますが、数学を学ぶ上で大切なことは「量と質」です。まず、ある程度の(人によっては相当量の)量をこなさなければ、絶対に力は身につきません。学校で渡されている問題集はきちんと解いているでしょうか。量をこなした上で必要になるのが、「質」です。しかし、この質を誤解してはいけません。巷によく言われる「エレガントな」解き方、あるいは「華麗な」解き方ができることだけが「質」なのではありません。鈍重でもよいから、問題に対して考える方向を与えること。それを積み重ねてできるだけ適切な方向を与えていくことが「質」であり、真の基礎力でもあります。その意味で、大学入試で合格点を取るために必要な基礎力は、青チャートの参考書で十分身につきます。また、数学は覚えることが少なく、頭を使えば点が取れると思っている人もいるでしょう。しかし、実はそうではありません。数学も暗記科目なのです。定義を覚えることは当然ですが、それだけではありません。代表的な問題の解き方を覚えてしまうのです。そうでなければ、入試の問題を時間内で解くことは難しくなります。[2] 創学舎の授業授業は、「数学者を育てる」授業ではありません。「入試を突破する力をつける」授業を行います。1学期の授業では一通り全範囲を復習して基礎的事項の総チェックを行います。夏以降は、より難しい問題演習を行い、別解など視点を変えた説明を豊富に与えます。また、マーク対策も指示します。授業で扱う問題は解き直しを徹底させ、見たらすぐに解き方が浮かぶようになるまで反復させます。これで、代表的な問題の解き方を覚えさせます。家庭学習の指導にも力を入れています。量が不足している生徒には、青チャート等の参考書・問題集を指示し、毎日継続してできるように工夫して指導しています。また、授業中にも参考書の参照する場所を指示する等、家庭学習との連携を考えて指導します。授業に出ることで、数学の勉強がきちんと継続でき、各問題に対する考え方が確実に身につくように教えていきます。※高3の授業は、数ⅠAの講座、数ⅡBの講座、数Ⅲの講座の3種類を開講しています。数Ⅲの中心である微分・積分は系統だった内容なので、ある意味では理解しやすいと言えます。ただし、そのためには数ⅠA、数ⅡBの知識が整理されていることが必要条件となります。方程式・不等式・三角関数・指数関数・対数関数及び数列の知識が必要とされます。このため、数Ⅲの学習をするためには、適宜これらの復習をしなければなりません。授業を通してこれらの知識の整理を行います。微分・積分の入試問題を解くためには計算力が不可欠です。授業と家庭学習により確固たる計算力を身につけることが必要です。現代文の設問は、筆者の主張についてあれこれ質問しているだけであって、読み手の意見が問われているわけではありません。まず、「相手の言っていることが理解できているか」ということだけを出題者が問うているのですから、答えは一つです。小論文では、筆者の主張についてどう思うかというところまで問われるので、この場合は、当然、解答は複数です。しかし、現代文は、「筆者が何を言っているのか理解できましたか」と聞いているだけなので、多少、表現の違いはあっても、正答は原則として一つです。[2] 学習法現代文は、本質的に暗記科目ではありません。(もちろん、漢字、文学史、語彙などの暗記的要素もあるが)従って、自分の頭で考えるということが非常に重要になってきます。授業を聞く、参考書の解説を読む前に自分なりの「読み」を行い、そのどこがまずかったのかを反省する、ということの繰り返しによって、正答に至る解法を身につけることになります。解答がどのような根拠で、どのように導かれているのかしっかり覚えなくてはなりません。ここがしっかりしていないと、いくら問題集をやってもムダです。学習の目的は、問題が解けるようになることです。他の問題に応用できるように、しっかり解法を覚えなければなりません。古文は日本語には違いないが、現代の日本語と比べると大きな違いがあります。また、英語と比べると、配点は半分に満たないわりに、難しい問題が出題されます。そこで、より効率的な学習が必要となり、その第一歩が古典文法です。ただ、古典文法を完全に理解すれば古文が読めるようになるわけではありません。読解に必要となる文法知識を身につけた後、古文読解の上で大切なものは、文章を読みながら類推していく力です。非常に漠然とした力ですが、類推力を養わなければ助詞や主語の省略に対処しながら読み進めていくことは難しいのです。そして、この力は、実は現代文を読む上でも、英文を読む上でも大切なものなのです。SogakushaInformation17大学受験部
元のページ ../index.html#18